セレブと成金 意味 違い 基準年収

　知り合いと会話をしているときに・・

　こんな話題になることがあります。ゴージャスな家、高級車、ブランド品を身につけている次元の違う人を「セレブ」と言っています。

　しかし、ネットニュースで「海外セレブが注目している」のようなニュアンスで使われる「セレブ」という言葉には、もともと別の意味があります。

　これらの疑問について分かりやすく見ていきます。

セレブの定義：本来の意味とは？

出典：セレブ最新情報｜VOGUE JAPAN

　「セレブ」という言葉は短縮形になっていて、本来はセレブリティ（celebrity）という単語です。この言葉の本来の意味は・・

　こうなります。しかし、日本人が「セレブ」という言葉を使うときは・・

　こんな感じをよく見かけます。ハリウッドセレブに関しては、大ヒット映画に出演してた有名人であるなら「セレブリティ：celebrity」の意味として正解です。

　しかし、それ以外では「大金持ち、大富豪」のようなニュアンスで使用しているので、本当の意味のセレブとは離れてしまっています。

本来の意味をもっと詳しく

　セレブの本来の意味は「有名人」なので、俳優や芸能人、小説やマンガで知られる著者だったり、スポーツでワールドクラスのプレーヤー（または引退した方）、アーティストなどが該当します。

　また、人気のセレブが多い職業として歌手：アーティストがあります。CDの販売数やダウンロードミュージックの実績から、知名度の高い = セレブリティなアーティストが分かります。

　こうなります。

　CD・ダウンロード販売数は直接の有名度ランキングではありませんが、買ってくれる人が沢山いる（ファンが多い = 有名）ならセレブだといえます。

　人気のあるコンテンツは著作権を保持している方にお金が集まるので、人気に応じて膨大な収入につながります。その意味では「お金持ち」にもつながります。

金融資産：セレブの年収はいくらから？

出典：海外セレブゴシップ｜ELLE

　本来のセレブの意味が分かってきたところで・・

　この質問については、「セレブの基準」の認識が間違った解釈になっていたので、正しい答えを出すことが難しいことが分かります。

　海外では、俳優・パフォーマー・プロアスリートのような収入はさほど多くない職業なのに有名な方もたくさんいて、例えば・・

　このようなセレブがいます。有名であることは「お金を稼ぎやすい条件」であることは間違いありませんが、全ての方がお金持ちであるとは限りません。

　セレブの言葉に代表されるように、海外の言葉（英語）を日本で常用するようになると、いつのまにか日本独自の意味に置き換えられてしまうことになります。

世界的に見たセレブをまとめる

　本来の意味でのセレブとは・・

　このような人たちが該当します。

　有名選手の人気に乗っかりたい企業はいくらでもいるので、本職以外のスポンサー収入がどっさり入って所得が跳ね上がり、富裕層の仲間入りとなります。

親がセレブだと子供もセレブになりやすい

　セレブの子供が芸能・スポーツ界にデビューすることがあります。親の影響ですぐにネットニュースで名前・顔写真が出て有名人となります。その本人は、生まれたときから自宅が大郷邸であるため・・

セレブと成金は違うのか？その違う理由とは

　セレブと似たような意味となる言葉に「成金」があります。どちらも多くのお金を所有しているイメージですが、成金とは・・

　この意味があります。つまり、「貧乏から大金持ち」が成金の本来の意味です。

成金の言葉の由来

将棋の駒の中で最も弱い「歩兵：ふひょう」は、敵の陣地まで到着できれば「成る」こと（駒をひっくり返すこと）ができる。すると王の護衛では強い「金」となる。「成り + 金」＝「成金」

　そのため、成金は海外でのセレブ本来の意味：有名人とは違います。そして、日本でのセレブ：大富豪 とも少し違います。「成金」とは、生まれ・育ちが貧乏だったという意味を含んでいます。つまり・・

　こんな人であるなら「成金」で正解となります。

まとめ：セレブとは 意味・定義 基準年収と有名人

　日本では、若手の芸人がアッという間に有名になって、翌年あたりから姿を消していく いわゆる「一発屋」がいます。

　そんな方は 高収入をキープできずに消えるので、金持ちではありません。しかし、顔写真を見せると多くの方が名前を言い当てられるので、セレブで間違っていないことになります。